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USB有線計測とコマンド

出荷時FW・デモFWのどちらでも、PCとUSBケーブルで測定値を確認できます。

USB有線計測を始める

  1. データ通信対応USBケーブルで本体をPCへ接続します。
  2. シリアルターミナルで、接続後に増えたポートを選びます。
  3. 115200 bps・8N1・フロー制御なしで開きます。
  4. 出力行のValid:1とSpeed、Dirを確認します。

WindowsではCOMポート、macOSでは/dev/cu.usbmodem…などが表示されます。ポート名はPCごとに変わります。

Node:7 Valid:1 Dir: 90deg Speed: 1.00m/s A: +1.00m/s B: +0.00m/s Head: +0.00m/s Temp: 25.0degC Sound:346.00m/s

この行は書式例です。Valid:1は有効な計測、Dirは筐体基準の風向、Speedは風速です。Valid:0や欠損は0 m/sと解釈しないでください。

USBで測定値を受け取る・機器を操作する

起動時はデフォルトモードです。ESP32が内部I²CでSTM32から新しい測定値を取得し、USBシリアルへ1行ずつ出力します。PCで測定値を表示・記録する場合は、ボタン操作は不要です。

操作 通信方法・用途
素早く2回押す STM32 CLI。ESP32がUSBシリアルとSTM32 Main UARTを中継します。ターミナルから/を送るとコマンドプロンプトが開きます。
素早く3回押す ESP32 CLI。ESP32へコマンドを入力して設定や計測値を確認します。
いずれかの操作モードで2秒以上押して離す デフォルトモードへ戻る

STM32 CLIで本体設定を確認・変更する手順はSTM32 CLIガイドを参照してください。ESP32 CLIとは入力先と設定項目が異なります。

USB通信の経路

デフォルトモード、STM32 CLI、ESP32 CLIの切替

ESP32 CLIで計測値を1回読み出す

  1. 本体ボタンを素早く3回押してESP32 CLIに切り替えます。
  2. ターミナルの改行をCRまたはLF、ローカルエコーを無効にします。
  3. wind i2c readを入力してEnterを押します。ESP32が内部I2CでSTM32から測定値を1回読み出します。
  4. Valid: YesとLast DATA_SEQを確認します。数秒後の再読で更新番号が変われば、新しい測定値です。
wind i2c read

wind dataは保持値の表示です。新しい値を確認するときはwind i2c readを使います。

ESP32 CLIのほかのコマンド

入力 用途
help 搭載ファームウェアで使えるコマンドを表示
wind i2c probe 現在のアドレスでセンサーを検出
wind i2c read 計測値を1回読み出す
wind i2c config 本体設定を取得
rtc status 時計の検出・有効性を確認
rtc get 時計の日時を確認

時刻の変更が必要な場合は、時刻とログを参照してください。

CLIの結果には測定値、本体設定、診断状態が含まれる場合があります。出力全体を公開掲示板などへ貼らず、問い合わせ時は本体サポートへ個別に共有してください。

デフォルトモードへ戻る

STM32 CLIまたはESP32 CLIから、本体ボタンを2秒以上押して離すとデフォルトモードへ戻ります。CLIのexitコマンドだけでは切り替わりません。ログ記録や更新中には再起動しないでください。

USBで反応がない場合

  • ポート自体がない場合はデータ対応ケーブル、PCの別ポート、USBハブを介さない接続を確認します。続く場合はUSBポートが出ないときの確認へ進みます。
  • USB Type-C受動延長ケーブル(Type-Cプラグ→Type-Cメス)はUSB-IFの適合範囲に定義された標準ケーブル構成に含まれず、規格準拠を前提にできません(USB-IFのType-Cケーブル適合範囲)。製品によっては内部の結線により片面向きでしか認識しないことがあります。プラグの表裏を反転して試し、安定しない場合は延長ケーブルを外してデータ通信対応ケーブルで直接接続してください。
  • ターミナルに応答がない場合は、選択したポートと通信設定(115200 bps・8N1・フロー制御なし)を確認します。
  • 入力が二重に見える場合はターミナルのローカルエコーを無効にします。
  • Read Result: FAILやValid: Noが続く場合は、画面を保存し測定値が更新されないときの確認へ進みます。